最近弊社への問い合わせで米国向けの木材の輸出案件の問い合わせが大幅に増えています。
米国の戸建てブームが要因のようで、過去例にないくらい過熱気味になっています。
新型コロナ禍の米国の戸建て市場は、流通在庫不足によってタイトな状況が継続しています。
米国戸建て売買価格は上昇傾向にありますが、2021年1月には前年比11%と、さらに大きく
上昇しました。戸建てブームの理由はなんでしょうか。
(1)ミレニアル世代(1989~93年生まれ)の持ち家比率の大幅増加
(2)2010年以降の戸建て供給不足の継続
(3)住宅ローン金利低下(低下幅約1%)による住宅需要の増加
(4)3密回避での在宅勤務浸透による「都心型アパート」から「郊外型戸建て」の人気上昇
(5)戸建て賃貸業者による割安戸建て賃貸需要の後押し
が挙げられるようです。特に(4)の「郊外戸建て」の人気上昇は米国以外にも言えるようです。
戸建て部材の輸出案件は過熱気味ですが、コンテナ不足は継続しており材はあっても物流が滞って
おり且つ運賃が大幅に上昇しているので輸出待ちの案件が多数あります。世界的なコンテナ不足
は年度末まで尾を引きそうです。すべての事業者に悪影響を及ぼしていますね。
本日は理事会です。理事者の皆さん宜しくお願い致します。