ある著名なラグビー選手が「同じ努力でも、短所を改善すれば、長所を伸ばすより何倍も
伸びしろがある」とコメントしておりました。長所は放っておいても得意なことなので、練習
も苦も無くできてどんどん伸びる。でも短所はそうはいかないですね、意識して改善する努力
をしなければなりませんが、伸びれば総合力はグングン上がります。短所はプレーするうえで
弱点となり相手に攻撃されるスキを与えることになる。短所の改善は選手にとって選手生命を
左右する重要なポイントとなるわけです。サッカーしててもそう思いますし、弱点を見つけ出し
攻めていくのがマネジメントであり、確かに重要な視点だと思います。
しかしながらこの考え方はスポーツには適用されても、一般の仕事には当てはまらないところ
もあると思います。短所と思えるものも場合によっては長所に変じたり、逆に長所と感じることが
短所になることが仕事ではあるからです。せっかちな性格は仕事を早く進めるための推進力になっ
たり、臆病さは慎重さにつながったり、1つのことにとらわれる人は仕事に取り組みだすとすごい
集中力を発揮するかもしれない。仕事においては長所と短所は表裏一体で、条件や状況の違いで
簡単にひっくり返ります。
実はこの質問昨日長男から聞かれて、サッカーに置き換えて利き足以外をしっかり練習すること
と指示したもののスポーツには当てはまるけども、仕事においては短所も武器になる、
実際になっていることも多く一概に言えないなと思いました。
これからも子供からは学ぶべきところが多そうです。